早いもので8月も残すところあと4日。まだまだ残暑もきびしいですね。
気象庁の発表によれば今年の9月は例年以上に暑い1ヶ月になるとのこと。
9月はタヒチアン系を中心にまだまだたくさんイベントも予定されているので
私たちにとって暑さが長引くのはちょっと嬉しいニュースだったりもしますよね♪
さてさて、9月は待ちに待ったタヒチヘイヴァが盛大に催されます。
全国各地でもヘイヴァに準じたイベントが数多く予定されているようで今から興奮しちゃいますよね(笑)
そこで、ご存じの諸先輩がたが多いとは思いますが、タヒチアンダンスについてちょっと基礎知識をおさらいいたしましょう♪
まず、タヒチアンダンスはポリネシア諸島に伝わる踊りで、フラの原型とも言われています。
豊穣を祈るため、また戦いの前に神にささげるために踊る伝統儀式のような形で日々の暮らしに根付いたものでした。
フラにもカヒコとアウアナがあるように、タヒチアンにも種類があって、有名なのは「オテア」と「アパリマ」の2つ。
「オテア」はトエレという打楽器のリズムにあわせて踊るハードで情熱的な踊り。かなりの運動量です。
「アパリマ」はウクレレなどの楽曲にあわせて手の動きで物語を表現する、比較的ゆったりとした踊り。
(アパは表現、リマは手という意味で、まさしく手話のような意味合いがあります)
そう、フラのカヒコとアウアナのように、2つは全く違うスタイルの踊りなんですね。
そのほかにも、「アフロア」という、ゆったりした歌のある曲にハンドモーションを使って踊る
フラによく似た踊りや、「オリタヒチ」というドラムのリズムにあわせてフリースタイルで踊るソロダンスもあります。
実は、タヒチアンダンスもフラと同様、その露出や卑猥さ(^^;)を理由に宣教師に禁止されてきた歴史があるんです。
なんと、実に60年ものあいだ法律で禁止され、禁忌とされたタヒチアンダンスですが
1950年代に、モウアという女性がヘイヴァというタヒチアンダンスグループを結成し、
そこから現代にいたるまで脈々とタヒチアンダンスの伝統が継承されてきました。
そして今ではお祭りや行事、日々の暮らしには欠かせないものとしてタヒチアンダンスはしっかりと進化発展し
日本をはじめとした世界へと発信伝播され続けているんです♪
いやー、音楽もそうですが、ダンスも長い歴史の中でたくさんの抑圧や迫害をうけてきていて
それでも尚、ダンスを愛する人々によって、守り、受け継ぎ、進化して、現代に至るんですね。
そんな先達たちの思いや歴史をしっかりと思いながら、日々のレッスンに精進したいな、と改めて思い知ったワタクシなのでした。
MAHALO! (⌒∇⌒)ノ””