先日、長男海星の7回忌の集いを夫の実家で行いました。
七回忌というと、なんだか堅苦しいけど
私たち家族にとっては海星の6歳のお誕生日
みんなで、お料理を作って、ハッピーバースデーの代わりに
お経をあげてお祝いするのです。
そっかあ、あれからもう丸6年がたったのか。。。
早いようなもっと昔だったような、複雑な心境だけど
海星が生まれてくれたから今の私たち家族があるのは
かわりのない事実。
幸せな毎日は、海星からのギフトなんだねー
ママは、相変わらず忙しくしてるけど、海星との約束をしっかりまもって
今を一生懸命生きているよ。
時間や命の大切さを、海星は身をもってママたちに教えてくれたんだもんね。
海星を出産した日、私は海星が立派に生まれてきたのを体感しました。
小さいからだとは裏腹に、とても力強くこの世に生れ出てきたのを
今でも覚えています。とても温かかったことも。
間もなくして、海星は天国に旅立ったけれども
私は、この世で一緒に居れたごくわずかな時間でも彼が立派に生き抜いたことを知っています。
夫も同じです。
海星の命日は、お誕生日でもありました。
別の部屋では、ほかにも元気に産声を上げた赤ちゃんに
親戚の方々が「おめでとう」と駆けつけるシーンが日々繰り返されました。
長女を出産したときとは違って、私のもとには家族や友人が「おめでとう」と花束をもってくることはありませんでした。
もちろん、そうですよね。それは世間的には非常識なんだろうから。
でも、不思議と私は海星を出産した喜びに満ちていたし
海星はりっぱに自力でうまれてきて、使命をはたして旅立ったのだから
私は、一人お部屋で海星に「おめでとう」といったのを覚えています。
世間からみた「幸せ」とか「不幸」とかが
本人の感覚からかけ離れていることは往々にしてあるんだろうなー
なんて考えながら
生きていれば、胸が張り裂けそうな悲しみもあるし
そうでなくても、日常のささいなことにも一喜一憂することもあります。
痛い思いをしたら、その分人の痛みもわかることができる。
きっとすべてに意味があるから、みんなで、助け合いながら
笑って楽しく生きていこうと、改めて誓った海星のお誕生日でしたー。