久々に、下着に万札を払った。
11月のLIVEにむけてのものだ。
産後はどうしても、色気のないものを着なければいけなくなり、結局ずるずると、かわいさよりも機能性、というおばちゃん目線に移行していくのが、日本女子のたどる道な気がする。
若いころは、何を着てもかわいいし、どんな下着も着こなせる。っていゆーか、勝手に胸が上向いているもんだから、べつにブラに機能なんて必要なかったのだ。
が、しかし。
授乳を終え、夜な夜な赤子にすわれきったおっぱいは、役割を果たし、もう、なーんにもする気がしないといわんばかりのニート状態になる。
ブラがなければ、胸として正しい位置におさまってさえくれない
そこで、めっさ機能重視になってくるんだけど、いまの下着はすんごい機能。
パンツやブラの、ネーミングも、メーカーさん出しつくした感が最近でてきて、「ずるいパンツ」とかだんだん妙な名前の下着が増えてきてるのも否めない。
私は、仮にも踊りでお金を頂いている立場の人間として、踊る時の下着にはこだわっている。とにかく衣装をじゃましないこと。
ラインも色もかんじさせない、そんな下着にお金をかけるのだ。
踊りを表現する重要なパーツの衣装を、ひきたてるものじゃないければいけない。
もちろん色はベージュ。
タヒチアンなんか踊る時は、Tばっくをはいてる先輩も多かったけど、私的には逆にきになってNG。くいこみ注意報が発令されるのだ。
それぞれの体系を美しく、ひきたてて、衣装をじゃましないそんな下着を踊るときには身につけるというわたしなりの掟がある。
そして、そんな下着を着けて踊ることで踊りに集中できて、より一層伝えたいものが伝えられると信じている。
もっと、歳を重ねて経験を積んだら、私もいつかベージュの下着のような、美しいものを引き立たせる縁の下の力持ちになりたいと、思う四十路まじかのわたしであった。